材のヒト

樹を、木として生かす。一本、一本。
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山から伐り出した丸太に、使用目的に合せた加工を施す製材。

それはいわば、樹に木材としての新たないのちを与える作業。

それぞれのやり方で製材に携わる人の言葉は、
それぞれに、林業と木、山と森の、今とこれからへの思いにあふれています。

製材する側も、もっと山に目を向ける必要があります。 木材としての価値を高める工夫、努力をして、得た利益を森に返していくことをしないと。

 

川の水と海の水が交わり、多様な生命を育む “汽水域”になぞらえて、 製材所は、山と人々をつなぐ“汽木域”でありたい。そう考える、都城木材の五十嵐可久(よしひさ)さんの言葉です。

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木材は奥が深いですよ。今は何でも簡単に片付けがちでしょ。ですが、もっと木を大切に扱って、きちんと使ってあげることをしないとだめです。

 

木の素性を一目で見抜く、50年錬磨の目利き。川口木材、川口和雄さんの言葉です。

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スギやヒノキに対して“堅木(かたぎ)”と呼ばれるシイやカシなどの利用価値は、それこそたくさんありますから、広葉樹を扱う技術と伝統は守っていきたいと思います。

 

と、中村木材工業の中村信一さん。元々、照葉樹林が豊かな地域で、今では日本全国でも数少なくなった、広葉樹の専門の製材に取り組む人の言葉です。

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山があって
木があることに感謝して、
私たちの仕事を通じて
先人の苦労にむくいる方法がもっとあるのではないか。
そんなことを思いながら、いろいろなことを考えています。

 

かつて大工さんが現場で行っていた建築資材の加工を、事前に工場で行う“プレカット”。その精度と新たな技術を追求しながら、木材利用のさらなる可能性を探りつづける。ランバー宮崎の川上宰(おさむ)さんです。

木材というのは、なんと素晴らしい、なんと立派な資源なんだ。そんなことを誇りに思えるような製材業でありたい。

 

木材を貴重な資源と捉え直す。
資源である以上、無駄に使えば枯渇する。
循環活用も不可欠。
製材の過程で生じる木くずを発電に利用し、
燃え残った灰にも、エネルギーとしての利用価値を見出す。
ウッドエナジー、吉田利生さんの言葉です。

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木は、できる限り燃やしたくはないです。我が社でも、カッターくず、鉋(かんな)くず、鋸(のこ)くず…、燃やします。木材乾燥用のボイラーで。でも、燃やすしかないものしか燃やしません。何かしらに使えそうなら、使う工夫をします。

 

木を無駄にしないという思い、独自の発想と技術力、
そして、木材加工の製造プラントまで
自社開発・製造するノウハウで、
従来にない集成材などを生み出す。
サンケイ、川添恵一郎さんの言葉です。

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