ヤマサン

100年先のための、今。
林業は、危機的な状況にある。
だからこそ、林業家は、自らの発想で、
自立できる方法を探っていかなければならない。

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およそ1,000haの山林を管理する<ヤマサンTree Farm>の代表・黒田仁志さんは、林業の新しい可能性を模索して行動を起こしています。

例えば…。

密植→下草刈り→除伐→間伐→枝打ち→間伐→主伐*¹という育林のサイクルは、これまで常識とされてきたけれど、本当にそのすべての作業工程が必要なのだろうか?
疎植→主伐*²という、よりシンプルな方法でも、樹を立派に育て十分な収穫量を得ることはできるのではないか?


新たな試みが、林業の新たな可能性として強く根付くか。
答えが出るのは、まだ先のこと。
けれども、数十年後、100年後の林業と山と森を担うはずの樹も、人も、間違いなく今、育とうとしています。
本当に豊かな未来へつながる希望として。

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*¹これまで杉の育林は、密植=およそ1m間隔で苗木を植える→下草刈り=苗木の生長を邪魔する草やツルを刈り払う→除伐=生長や形の悪い樹を伐る→間伐=林が込み合ってきたら30〜45%程の木を間引く→主伐=大きく育った樹を収穫する、というサイクルで行うのが一般的でした。でも黒田さんたちは、*²疎植=あらかじめ収穫する本数の苗木を植える→下草刈りにも神経質にならない、という方法も可能なのではないかと考え、実験・実証を行っています。